目次
こんにちは。
マシャラ旅のYuseiです。
前回のブログで私は、アフガニスタン北部クンドゥーズ州クンドゥーズから、同じく北部バルフ州の州都マザーリシャリフに移動し、SIMカードと旅行許可証を取得した。
SIMカードのアクティベートをしているときに体調が悪くなり、予想もしなかったアフガニスタンの病院に運ばれた。
▶︎2024/07/16
今日はアフガニスタン旅行3日目。
昨日悪かった体調は驚くほど回復し、この街には私がどうしても訪れたかった場所があったので、少しだけ街歩きをすることにした。
Shrine of Hazrat Ali(ハズラト・アリ廟)

マザーリシャリフには有名なイスラム教の聖地Shrine of Hazrat Ali(日本語ではハズラト・アリ廟)がある。
私は今回のアフガニスタン渡航で、このアリ廟をどうしても訪れたかった。
Shrine of Hazrat Ali(ハズラト・アリ廟)とは
Shrine of Hazrat Ali(ハズラト・アリ廟)
Shrine of Hazrat Ali(ハズラト・アリ廟)とは、イスラム教預言者ムハンマドの従兄弟であるAli ibn Abi Talib(アリ・イブン・アビー・ターリブ)の遺体が安置されていると言われている廟である。
アリは661年1月28日、イラク・クーファのモスクで朝のお祈り中に暗殺された。
一般的な言い伝えでは、アリの遺体はイラクのナジャフ、つまり 661 年に殺害された場所の近くに埋葬されているとされている。
しかし、アリが殉教したとき彼の遺体がアフガニスタンの都市マザリシャリフに運ばれ、この場所に埋葬されたとアフガニスタン人は信じていることから、長年イスラム教の聖地として人々に大切にされてきた。
かつてアリ廟の外観は白が基調のシンプルな造りだったらしいのだけれど、その建物は1220年(13世紀)にチンギスハーン率いるモンゴル軍の侵攻で破壊されてしまった。
現在の青くて美しい建物はティムール朝のスルタンによって再建された。
Shrine of Hazrat Ali(ハズラト・アリ廟)を見学
アリ廟は周りを柵で囲われており、入り口は東西南北にそれぞれ1ヶ所ずつある。
入場する際、カメラの持ち込みは禁止されている他、大きな荷物も持ち込むことができない。
私は何もチェックされなかったけれど、場合によってはパスポートとパーミットを確認されることがあるため、それらの携帯は必須である。
入り口のセキュリティチェックでは、軽くポケットのあたりを上から触られ、カメラや危険物を所持していないか確認された。
入り口を進むと中央にアリ廟の建物があり、それをまた別の柵で囲っている。
セキュリティチェック後2つ目の柵外側から撮影

1つ目の柵と2つ目の柵の間は、現地人の憩いの場になっていて人々がのんびりしている。
私はスマホの他にdji osmo Pocket 3も持ち込むことができたのだけれど、それを使って動画を撮影したら撮影開始10秒で注意されたので、たとえ持ち込めたとしても、写真or動画を撮影する際はスマホを利用した方が良い。カメラとは一眼レフだけではないようだ。
2つ目の入り口も、セキュリティチェックがある1つ目の入り口と同様に東西南北にそれぞれ1ヶ所ずつある。
そこにはセキュリティチェックはなく、靴を預ける場所があった。
ちなみに靴を預けるのは基本無料だけれど、最後受け取るときに10-20AFN程度チップを渡すのが常識だ。
靴を預けて柵の中に入ると、いよいよアリ廟が目の前に見える。
靴を預けた先に見えるアリ廟

床は大理石のタイルが敷き詰められており、白い床に太陽が反射してとても眩しい。
灼熱の太陽に照らされた床は、裸足で歩くにはとても熱かった。
アリ廟内では訪れた現地の方達が真剣に祈りを捧げていた。
私も建物内に入りたかったのだけれど、残念ながら外国人の立ち入りは禁止になっていて入ることができなかった。
廟に併設されているモスクの近くに行く。
廟が建設されたあとに建設されたこのモスクは、ブルーモスクという名前にふさわしく、青タイルの装飾が美しかった。
見学していたらあっという間に時間が過ぎた。
Shrine of Hazrat Ali(ハズラト・アリ廟)をあとにして
マザーリシャリフの両替所

Shrine of Hazrat Ali(ハズラト・アリ廟)を出ると、周辺には両替商がたくさんいる。
私は十分なアフガニーを持っていたので両替しなかったのだけど、現地通貨に困ったらここに来れば間違いない。
両替商によって取り扱っている通貨は異なるが、以下の通貨を取り扱っている両替商を発見することができたので共有する。
- 米ドル(USD)
- ユーロ(EUR)
- 日本円(JPY)
- パキスタンルピー(PKR)
- ウズベク・スム(UZS)
- タジキスタン・ソモニ(TJS)
- トルコ・リラ(TRY)
- イラン・リヤル(IRR)
- サウジアラビア・リヤル(SAR)
なお、レートは通貨や両替商によって色々だった。
激安アフガニバーガーを食す
アフガニスタンでジャンクフードと言ったらアフガニバーガーだろう。
マザーリシャリフにも、アフガニバーガーを食べられるお店がたくさんある。
今回はこのレストランに入ることにした。

そもそもアフガニバーガーは、肉を使わずたっぷりの野菜と、大量のフライドポテトが中に入ったブリトーのようなバーガーだ。
値段の割に、とても大きなバーガーを提供されるので、間違いなくカロリーは高い。
このレストランは、アフガニバーガーとペプシで80AFN(約280円)だった。

ということで今回はアフガニスタン旅行3日目、アフガニスタン北部バルフ州の州都マザーリシャリフにて、ハズラト・アリ(ブルーモスク)を訪れたときの話をした。
それではまた次回。
コメント