【2022旅行記】イスタンブールをトランジット観光/ロシア-ウクライナ戦争勃発で緊急帰国(#020 トルコ)

中東

こんにちは。
マシャラ旅のYuseiです。

前回はキルギスタン第4の都市カラコルにあるカラコルスキー場でスキーをしたときの話をした。

▶︎2022年2月下旬

私は当初キルギスタンに約1ヶ月滞在して、その後ロシアのバイカル湖に行く予定だった。
しかしながら、キルギスタン滞在中にロシア-ウクライナ情勢が悪化。

この時点で飛行機はまだ飛んでいるが、ロシア滞在中に何かあったらまずい。(ちなみに、キャンセルした1週間後にはVISA、MasterCardなどの利用停止が決まったので、行かなくてよかった。)

急遽帰国を決める

というわけで急遽帰国を決めたのだけど、航空券がかなり値上がりしている。
調べた結果、

2022年3月2日発ペガサス航空
キルギスタン・ビシュケク→トルコ・イスタンブール

2022年3月3日発アエロフロートロシア航空
トルコ・イスタンブール→ロシア・モスクワ→東京

の2つのチケットを別々で買うのが1番安かった。
しかしながら、イスタンブール→東京はモスクワで乗り換えが必要。
結局ロシアに行かなければならなかった。

心配はあったものの問題なかった。(私のフライトの次の日、アエロフロート航空の全便欠航が決まったのでラッキーだった)
というわけで、急遽入国することになったイスタンブールを半日くらい楽しもうと思う。

イスタンブール到着

ザビハギョクチェン空港のWi-Fiはトルコの電話番号を持っていないと利用できなかった。

半日しか滞在しないのでsimは買わない。ホテル滞在中以外は、インターネットがない状態だった。

イスタンブールのバス、電車に乗るときはイスタンブールカードが便利らしい。
その情報はネットで事前に調べていたのだけど、買い方を調べておらず分からない。
空港で聞いても、ほとんどの人が英語を話せないので、仕方なく片道切符を買った。

トルコ人の優しさにふれて

ホテルをチェックインして観光地を調べ、電車で旧市街地に行くことにした。

さて、また問題になったのがイスタンブールカード。私が使った駅では購入できないらしい。
しかも、券売機で通常の券を買おうとしてもエラーになる。
他の外国人観光客も購入できなくて困っていた。

私は、どこでチケットを購入したら良いかトルコ人に聞いた。
4人目でやっと片言の英語が話せる若い女性に出会えた。
券売機が使えない理由は分からないが、イスタンブールカードは一枚で2人同時に使えるので、彼女のカードで電車に乗ることになった。

お金を渡そうと思ったのだけど受け取ってくれなかった。到着して数時間でトルコ人の優しさに触れることができた。この国には優しい人が多いのかもしれない。

世界遺産アヤソフィア

イスタンブール観光で外せないのがアヤソフィアだろう。
アヤソフィアは、当初キリスト教会として建設された。
その後オスマン帝国時代にイスラームのモスク化し、そのあとさらに博物館にもなった。
そして2020年、再度モスク化した。
モスク化したおかげで入場料がかからなくなったのは本当にありがたい。

さて、ここは現在世界遺産に登録されている。
本当に大きなモスクだ。

正面右手上にはアッラーの大きな文字。

壁をよく見るとキリスト教会時代の絵などが布で隠されていたりと面白い。

トルコ人に話しかけられて

アヤソフィアを出たところで日本語ができるトルコ人に話しかけられた。よくある客引きかと思って無視していたが、どうやら違うらしい。「日本人の彼女がいて日本語ができる。チャイをご馳走するよ」とのことだった。
トルコでは、旅人にチャイをご馳走することがあるらしいのでついていくことにした。

彼は大学生、そのお兄さんも日本語が上手で一緒にチャイを飲んだ。
お兄さんはビジネスをしているらしく、ビジネスの話をしていたらいつの間にか夜になってしまって、なんと夕食までご馳走してくれた。

トランジット滞在だったので特にトルコ料理を食べるつもりはなかったのだけど、思いがけずトルコ料理を食べられた。
よく考えたらトルコ料理は世界三大料理だ。美味しい。それにしても量が多い。

彼らに別れを告げ、私はひとり川沿いを歩きながらホテルに帰った。

イスタンブールの夜景

イスタンブールの夜景は本当に美しい。

特に新市街側から川なのか海峡なのか分からない部分を挟んで旧市街を見ると、息を呑む美しさだ。ライトアップされた古い街並みと大きなモスク、水面に写るライト。

夜景を見ながら川沿いのベンチに座っていたら1時間経っていた。

ついに明日は帰国。ギリギリ欠航前日の便が取れたのでラッキーだ。
このイスタンブール滞在は、Youtubeにも載せているのでそちらもぜひ観てほしい。

グランドバザール

次の日、フライト前の時間を利用してグランドバザールを観光した。
イスタンブールの旧市街地中心部には、グランドバザールという大きな市場がある。
トルコ語ではカパルチャルシュと呼ぶらしい。

この市場は歴史が長く、オスマン帝国時代の1455〜1461年にかけて建設された。
一度地震で損傷したらしいが、修復されて当時の建物のまま残されている。約600年の歴史のある市場、本当に雰囲気が良い。

アーチ状の通路、イスラム建築を思わせる天井、トルコの可愛い雑貨。雑多に陳列されたお土産品が、なんか映える。
今日はこのまま空港に行かなければならないから、ささっとグランドバザールを見学して、あとにした。

モスクワ経由で日本に帰国

今回、ウクライナとロシアの情勢が悪化したことで急遽帰国を決めたのだけど、私が予約したチケットはロシアのモスクワ経由。完全にロシア上空を通過するロシアの航空会社「アエロフロート」だ。

若干の不安はあったものの、情勢から見てロシア上空を通過することは安全と判断。
ということで帰国だ。

それにしても私は運がいい。私が帰国した次の日、アエロフロートの全便欠航が決まった。
一日ズレていたら帰国できなかっただろう。

さらに、その後すぐロシア政府はロシア上空を飛行することを禁止したので、帰国はさらに難しくなっていたと思う。

さて、初のアエロフロートだが、特に変わったことはなかった。

機内食も美味しい。

ちなみに、ウクライナ上空はしっかりと迂回していた。

強いていうならば、私はよく機内で貧血になるのだけど、アエロフロートのCAさんは10回くらい呼ばないと来ないし、貧血になって倒れても何もしてくれなかった。

自国が大変な状況にある中、仕事をしないといけないのも苦だろうし、その対応に理解できないことはない。
そんなこんなで、私は無事日本に帰国した。


今回の旅は一旦終わりになる。
またすぐに旅を再開する予定なので、今後もブログ更新をするつもりだ。

ではまた次回。

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