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こんにちは
マシャラ旅のYuseiです。
最近パキスタンへ渡航する旅行者が増えてきた。
歴史好きにはたまらないインダス文明の古代都市モヘンジョ=ダロがパキスタンにあるが、アクセスがとても悪くこれまで何度か行き方について質問を受けてきた。
ということで今回は各主要都市からモヘンジョ=ダロへの行き方について紹介する。
モヘンジョ=ダロとは

モヘンジョ=ダロ(Mohenjo=Daro)
モヘンジョ=ダロは世界四大文明の1つ”インダス文明”の古代都市遺跡である。
インダス川のほとりにモヘンジョ=ダロが栄えたのは約5000年前とされている。
最大で約4万人が生活していたとされており、1980年にユネスコの世界文化遺産に登録された。
主要都市からモヘンジョ=ダロへの行き方
ここではモヘンジョ=ダロへの行き方を出発地別に詳しく紹介する。
モヘンジョ=ダロへの行き方は以下のルートが主要なルートだ。
-
最大都市カラチ→ラルカナ:列車
ラルカナ→モヘンジョ=ダロ:タクシー -
各主要都市→サッカル:飛行機
サッカル→モヘンジョ=ダロ:タクシー -
ラホール→ラルカナ:バス
ラルカナ→モヘンジョ=ダロ:タクシー
おすすめは①のルート。
理由は詳細を含め次の項目で解説する。
ルートと料金
カラチからラルカナまで列車で行く方法
パキスタン最大都市カラチからモヘンジョ=ダロから1番近い大きな街ラルカナまで列車を利用し、ラルカナからタクシーをチャーターする方法だ。
この方法が一番おすすめの方法である。
理由は、比較的安全かつ移動にかかる費用が圧倒的に安いからである。
ラルカナの北東約100kmにサッカルという大きな街があり、そこまで飛行機で移動し、モヘンジョ=ダロまでチャータータクシーで行く方法を選択する人が多いのだけれど、サッカルからモヘンジョ=ダロまでのエリアは過激派潜伏地域になっており安全とは言えない。
移動にかかる料金は以下の通りだ。
- カラチからラルカナ:列車
└600PKR(300円) - ラルカナからモヘンジョ=ダロ:チャータータクシー
└約2,000PKR(1,000円)-ただし交渉次第。
各主要都市からサッカルまで飛行機で行く方法
このルートは、イスラマバードやラホール、カラチなどの主要都市から飛行機でサッカルという街に移動し、サッカルからチャータータクシーでモヘンジョ=ダロに行く方法だ。
時間がない方や快適さを求める旅スタイルなら、このルートがおすすめである。
電車やバスで十数時間かけて移動する必要がなく、サッカル空港からタクシーで直接モヘンジョ=ダロに行けるため、短時間で快適に行くことができる。
その一方で、サッカル周辺は過激派組織の潜伏地域とも言われており、外国人が車で移動する場合、空港から武装した護衛を雇う必要がある。護衛自体は無料だけれど、それだけのリスクがあるということだ。
移動にかかる料金は以下の通りだ。
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各主要都市からサッカル:飛行機
└時期によるが片道約20,000円が相場だ。 -
サッカルからモヘンジョ=ダロ:タクシー
└距離等を考慮すると、1日チャーターで4,000PKR(約2,000円)が相場だが交渉が必要。
ラホールからラルカナにバスで行く方法
このルートはラホールからラルカナまで長距離バスを利用し、ラルカナからチャータータクシーでモヘンジョ=ダロに行く方法。
私はこの方法を利用したことがないので詳細はわからないのだけれど、ラホールからラルカナまで最低でも半日はかかると思う。ラホールからラルカナに直接行く列車がないため、ラホールから行きたい場合はバスを利用するのも良い選択肢かもしれない。
移動にかかる料金は以下の通りだ。
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ラホールからラルカナ:バス
└約2,000PKR(1,000円) -
ラルカナからモヘンジョ=ダロ:チャータータクシー
└約2,000PKR(1,000円)-ただし交渉次第
拠点の街ラルカナの雰囲気

シンド州北部に位置する街で、ラルカナはモヘンジョ=ダロ観光の拠点になる。
カラチからラルカナに行く電車は1日4本あり、到着は早朝となるためホテルを予約していない場合は駅で待機が必要だ。
駅員さんに声をかければ、鍵付きの待合室を開けてくれる。ただし蚊が多い。
駅前にKFCがあるが早朝はやっておらず、朝食を摂れる場所は本当に少ない。
治安は良好で、外国人が街を歩いてもそこまで危険を感じないが、珍しさで結構ジロジロ見られる。
動画等撮影のためにカメラを回すのはちょっと勇気がいる雰囲気。
イスラーム色が強く、女性は目も隠すブルカを着用している人が多い。
0泊3日での観光は可能か

列車を利用しラルカナを拠点にする場合、0泊3日での観光が可能である。
カラチからラルカナまでの列車は18時出発、所要時間は9〜10時間だ。到着時間は3時〜4時頃、朝イチでモヘンジョ=ダロに到着できる。
また、モヘンジョ=ダロからカラチへの列車の時間は19:30発だ。(帰りのチケットは到着した朝購入することをおすすめする)
つまり2日間列車内で寝ることで0泊3日の観光が可能になる。
今回はインダス文明の古代遺跡モヘンジョ=ダロへの行き方をご紹介した。
アクセスは非常にしにくいが、それでも訪れる価値のある場所なのでぜひ一度訪れてみてほしい。
ちなみに私はカラチから列車を利用して0泊3日で訪れた。早朝にラルカナに到着し駅で仮眠をとったこと以外、特に不便を感じることはなかった。
カラチからラルカナへの移動はYoutubeでも紹介しているので、そちらもぜひ観てほしい。
それではまた次回。
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