こんにちは。
マシャラ旅のYuseiです。
昨日はイスラマバード市内の観光と、パキスタンの避暑地Murreeを訪れた。
▶︎2021/12/29
パキスタン滞在3日目。
私は首都イスラマバードを離れて世界遺産ロータスフォートがある村に移動した。
主要都市からロータスフォートに行く場合、通常であればバスに乗るかタクシーをチャーターする必要がある。今回は私の友人が車を運転してくれた。
世界遺産ロータスフォート

ロータスフォート
ロータスフォートは名前の通り城塞である。
1540〜1550年にかけてシェールシャーによって建立された。
パシュトゥーン様式とヒンドゥー様式が融合した建築様式。
建築技術やデザイン、時代を例証する建築様式と建築物群であることから1997年に世界遺産に登録された。
この城塞の歴史は遡ること約500年前。1540〜1550年にかけてシェールシャーによって建設された。
ここ一帯がムガル帝国だった時代のことである。
とても大きな城塞で、周囲は約4kmもあるらしい。
特徴は、パシュトゥーン建築とヒンドゥー建築が融合されていること。
もちろん、インドやパキスタンにはパシュトゥーン建築とヒンドゥー建築が融合した建物がたくさんあるのだけど、ロータスフォートはその初期の建物である。
シェールシャーによって建てられたものの、完成したときすでにシェールシャーは亡くなっていたので、代わりにムガル帝国第3代皇帝アクバルが引き継いだらしい。
とにかく歴史が古く、あの有名なムガル帝国時代の建物ということで行く価値あり!
ロータスフォートを訪れて
ロータスフォートでは、実際に城壁に登って見学ができる。
日本の観光地のように立ち入り禁止の柵などは特になく自由に見学できるので良いのだけど、転落しそうなところも多いので結構危ない。
世界遺産なのに、こんなに自由に歩き回って良いのかな…。

見学している途中、東アジア人が珍しいのかたくさんの人が話しかけてくれた。
大体最初に聞かれるのは「チャイナ?」
ノーというと次に「コリア?」
大体この流れなので、「チャイナ?」って聞かれたら「ジャパン」と答えるようにしている。
パキスタン最大の都市カラチでは中国資本が増えていて、中国人が結構多いらしい。だから最初に「チャイナ?」と聞かれるのだけど、間違えたときに1番嫌な顔をしないのが日本人だから、先に中国人か、韓国人か聞くらしい。
そんなことを気にするならWhere are you from?と聞いてくれ!
それはさておき、ロータスフォートを見学しよう。
これは皇帝がいたとされる建物へ続く道の最初の門。

写真だとわかりにくいけど、かなり大きい。この門にも上に登ることができた。
写真でも見えるが、壁には小さく細長い穴が空いている。
これは防衛のために開けられていて、周囲から攻撃を受けた際、内側から矢を放つことで敵からの攻撃から城塞を守っていた。だから壁の内側から外側に向かって、上から下に穴が開いている。
そしてその門をくくるときに見える景色がこちら。

中央に皇帝がいたとされる建物がある。現在は宮殿の一部しか残っていないけれど、当時は相当大きな建物だったのだろう。
城壁内はとても広く、半日かけて観光することになる。
城壁沿いにある小部屋、死刑台、中央の宮殿、モスク・・・。
ぐるっと一周したあと中央の建物を見学した。
ここでもパキスタン人親子が話しかけてくれた。

彼らは英語が話せなかったので意思疎通はできなかったのだけれど、なんとなく歓迎してくれていることは伝わった。味のある素敵な親子だ。
帰り道にて
村に帰る途中、日本でいうサービスエリアや道の駅のような食堂でナンとカレーを食べた。
するとたくさんのトラックが!
パキスタンのトラックはほぼ全てデコトラだ。パキスタンのトラックドライバーは商売繁盛のためにお給料の何倍も使ってデコレーションをする。

思わず写真を撮らせてもらった。

そろそろ夕暮れ時だ。
時間が遅くなってきたので、村に帰ってゆっくり休む。それでは今日はこの辺で。
今回の内容もYouTubeにあるので、ぜひそちらもみてほしい。
次回は、パキスタンの小さな村に滞在したときの話。
では、また次回。
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