【2021旅行記】アルティンアラシャン/秘湯を目指して15kmトレッキング(#007 中央アジア)

キルギスタン

▶️2021/08/13

こんにちは。
マシャラ旅のYuseiです。

前回はカラコル市内の有名観光地を訪れて、そのおすすめやカフェを紹介した。
カラコルはアルティンアラシャンという場所へのトレッキングの拠点地なのだけれど、コロナがまだ収束していないためか観光客が本当に少ない。

今回はアルティンアラシャンを目指してカラコルからトレッキングをする。

アルティンアラシャン

アルティンアラシャン

標高2600mほどのところにある小さな村。
カラコルから約15kmのトレッキングをするか、乗馬、車で行くことができる。
雄大な自然に囲まれた温泉地として知られており、温泉を目指す人はもちろん、その先にあるアラコル湖を目指す人も多い。

カラコルからアルティンアラシャンまでのトレッキングは初心者でもできる。
約15kmのトレッキングなのだけど、夏のトレッキングなら危険な場所はなく歩きやすい。

私もトレッキングの初心者だったけれど今回秘湯を目指し、トレッキングをすることを決意した。

アルティンアラシャンまで

行き方

まずアルティンアラシャンまでの行き方を簡単に紹介しようと思う。

①カラコル→アクスー
カラコルのアクチレクバザール内マルシュ乗り場。
アクスー村行きのマルシュは呼び込みしているのでわかりやすい。
降りる場所は終点。運転手にアルティンアラシャンと伝えておくのも良い。

②アクス→アルティンアラシャン
トレッキングコース入り口でマルシュを降り、そこからアルティンアラシャンまでは徒歩で行く。
距離は約15km。

カラコル→アクスー村

トレッキングだから早起きをしようと思っていたのに朝8時に起床。
10時頃ホステル近くの食堂で遅めの朝食を摂り、これから人生初のトレッキングが始まる。

アクチレクバザールのマルシュ乗り場からアクスー村に行けるので、まずはマルシュ乗り場に向かった。

マルシュ乗り場に行くとアクスー村行きのマルシュをおじさんが呼び込みをしているのですぐ分かる。片道30ソム(約45円)だった。
どこで降りたら良いかわからなかったので運転手にアルティンアラシャンに行きたいことを伝えていた。結局終点だったのだけど。

これがトレッキングコースの入り口。ここからトレッキングが始まる。
距離は約15km、スタート地点とゴール地点の標高差が約1000mのトレッキングである。

マルシュの中で一緒になったトルコ出身の女性と一緒にアルティンアラシャンを目指すことになった。
ということで11時過ぎ、トレッキング開始。

これが人生初のトレッキングだったのだけど、案外難しくない。
スニーカーにジーンズという舐めた格好だったが、観光客向けのコースかつ初心者でもおすすめだからか意外と問題ない。
しかし、できる限りトレッキングに合う服装で行くことをおすすめする。

アクスー村→アルティンアラシャン

最初はこのような平坦な道が続く。
休憩をほとんど取らないまま、あっという間に半分ほど歩いた。
一緒のトルコ人女性がめちゃくちゃ速く歩くからだ。

本当に緩やかな上り坂がここまでずっと続いたので、このトレッキングコースは本当に初心者に優しいコースだなと思っていた。
ところが半分を過ぎたこの辺りから急に傾斜が激しくなる。

急斜面、道がぐちゃぐちゃ、ゴツゴツで歩きにくい。
半分が過ぎてある程度疲れ始めているときにこの道はしんどい。
この傾斜をスニーカーで登るのは容易ではなかった。

用意ができるならば、トレッキングシューズで訪れることをおすすめする。
山は雨が降ることが多く、泥が湿っていて滑った。

標高が高いから、空気も薄くなってきて息があがる。
が、景色は相変わらず良い。

この美しい景色を見ながら登れることが唯一の救いだった。

しかし、このあと急斜面を超える試練が待ち構えていた…。
突然の雷雨。

雨具を持っていたのだけど、雷雨に見舞われたときすでにアルティンアラシャンの村が遠くに見えていたので、そのまま向かった。

すでに時刻は17時。
びしょ濡れだが、とりあえず辿り着けて良かった。

重要な宿情報

アルティンアラシャンには宿がいくつかある。
ユルタ(遊牧民のテント)がある宿が多く、そこに泊まりたい人はユルタがある宿を探しても良いと思う。

しかしおすすめの宿は手前から3つ目、少し分かり辛いがこの写真の右下、
ログハウスのような建物がコの字になっている宿だ。

大柄でちょい怖な見た目だけど優しいおじちゃんと、その奥さんが経営している。

アルティンアラシャンにはいくつか温泉があるのだけど、この宿がその半分近くを所有していて、時間制限無く無料で入浴できる。(他の宿だと1日1回18時〜とか制限がある)

冷えた身体を温めるためにさっそく温泉に入る。

日本人に合った温度で、ほのかに硫黄の香りがする。
疲れた身体、冷えた身体が本当に癒された。

徒歩約7時間、15kmかけて入る温泉、秘湯だよ。それは本当に特別だった。

宿の夕食は山小屋らしく肉の塊だった。

このヤギは美味しい。
お腹も満たされ、身体も温まったのでこの日はぐっすり眠れた。

宿は、部屋、入り放題の温泉、3食食事、チャイやお菓子全て込みで一泊700ソム(約1,050円)だ。


ということで約15kmのトレッキングが終わった。
アルティンアラシャンには3泊する予定。
帰りもトルコ人女性と一緒に下山する予定なので2人で予定を合わせた。

アルティンアラシャンはアラコル湖へのトレッキングの拠点になっているので、
滞在中にアラコル湖を目指すのも良いかもしれない。

今回の内容はYouTubeにも載せているので、ぜひそちらも観てほしい。

それではまた次回。

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