こんにちは。
マシャラ旅のYuseiです。
前回はヒマラヤ岩塩の採掘地ケウラ岩塩鉱山を訪れた。
岩塩鉱山の近くに有名なヒンドゥー教寺院があるというので、今回はそこを訪れる。
▶︎2021/12/30
ケウラ岩塩鉱山を訪れた私たちは、国教がイスラム教のパキスタンでは珍しいヒンドゥー教の寺院「カタス・ラジ寺院」を訪れる。
カタス・ラジ寺院
カタス・ラジ寺院はヒンドゥー教の寺院で、正確にはヒンドゥー教寺院群である。
カタスラジとはサンスクリット語のカタクシャ(涙目)に由来すると言われている。
4世紀にはすでにあったとされていてとても歴史のある寺院群だけれど、修復作業が本格的に始まったのは2006年から。それまでの状態は酷かったらしい。
かつてのカタス・ラジは・・・
パキスタンにもヒンドゥー教徒がいるが人口のわずか数パーセントに過ぎず、カタス・ラジ寺院は彼らの巡礼地になっていたものの、地元民が寺院の池で遊ぶなど管理状況は最悪だった。
さらに、インドとパキスタンの戦争「印パ戦争」のときには、パキスタン側がインド人ヒンドゥー教徒の巡礼を禁止した。
このように観光化されてから間もない、めちゃくちゃ古い寺院なのである。
実際に訪れて
カタス・ラジ寺院の入場料は無料。
しかし基本的に寺院内部には観光客だけでは入れないので、ボランティアのガイドと一緒に見学することになる。一応ガイドは無料だけど、最後にチップをあげた方が良い。
2006年に修復が始まる前までひどかった状態もだいぶ修復されて改善したように思う。
しかし、ロータスフォートなどの世界遺産と比べると落書きが多かったり、建物が朽ちてボロボロだったりと、目を覆いたくなるところは多い。
カタスラジのストゥーパ(仏塔)は登れる。ストゥーパの上からの景色。

一部の壁には、当時の壁画が消えることなく残っていて、それが特に美しかった。

下の壁画は修復済み。

修復前まで地元の人々がプールとして利用していた池。

ヒンドゥー教徒にとってかなり神聖な池らしいが、とても汚く、異臭を放っていた。
ということでガイドさんに説明してもらいながら、簡単にカタス・ラジ寺院を見学した。
それでは村の家に戻り、明日の大移動に備えてゆっくり休もうと思う。
次回はラホールでの年越し編。
それではまた次回。
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