【2022旅行記】2月冬のキルギスタンの首都ビシュケクを散策(#018 キルギスタン)

キルギスタン

こんにちは。
マシャラ旅のYuseiです。

前回は中東UAEで開催されたDubai EXPO2020の様子をお伝えした。

▶︎2022/02/11

約1週間滞在したUAEを離れ、これからキルギスタンのビシュケクに向かう。
キルギスタンは昨年2022年の8月〜10月にも訪れているので約4ヶ月ぶりの渡航である。

2月のキルギスタンは冬だから初めてキルギスタンの冬を体験するのだけど、今回はキルギスタンの首都ビシュケクに滞在したときの話をする。

マナス国際空港から市内へ

約3ヶ月ぶりのマナス国際空港。

相変わらずタクシーの客引きが多い。
キルギスタンでぼったくりは稀だが空港のタクシーには気をつけておいた方が良い。
Yandexというロシア系の配車アプリがあるのでそれを使うか、マルシュルートカという乗合バスを使って市内に行くことができる。

マルシュなら安くて良いのだけれど、今回私が空港についたのは深夜2時過ぎ。
さすがに市内まで行くマルシュはないのでYandexでタクシーを呼んだ。
すごくやさしい運転手だった。(Yandexを語るぼったくりタクシーがいるので客引きには絶対についていかないこと)

宿は、前回お世話になった友人宅だ。
一応夏の間はゲストハウスになるのだけれど、冬は休業なので友人らと一緒に生活をすることになる。深夜に到着したにも関わらず、起きて待っていてくれた。

ビシュケクの冬は寒い。暖かく懐かしい友人宅に到着して少し感動した。

友人手作りの朝食

友人宅に到着して、とりあえず仮眠をとった。
起きたらいつの間にか午前10時過ぎ。友人がパンケーキを焼いて待っていてくれた。

キルギスタン最初の朝食は、パンケーキと手作りラズベリージャム。
キルギスタンではジャムを作る家が多い。お菓子作りを毎週している友人の朝食は格別だった。

冬のビシュケクを歩く

最後に滞在したのは約3ヶ月前。ビシュケクに戻るのが待ち遠しかった。
2月のビシュケクは徐々に暖かくなり始めるのだけれど、それでもまだ寒い。

滞在中も雪が降ったくらい。今日の気温は2度だって。

そんな寒いビシュケクの街を散歩した。
懐かしい東バスターミナル。そこから少し歩くと、旧ソ連の雰囲気のあるアパートメントがある。

アパートメント前で記念撮影。
見てのとおり街には雪が少し残っている。

本格的に観光するのは明日以降にしようと思う。
あっという間に日が暮れてきたので、そろそろ家に戻ることにした。

友人宅で夕食

家に帰ると、友人のおばさんが夕食を作っていてくれた。
ロシア圏でよく食べられるそばの実と、ソイミートと思われる肉、寒い日に嬉しいキルギスタンのチャイ。
チャイにはもちろんジャムを入れた。

▶︎2022/02/15

これまでの旅の疲れが取れたので、ビシュケクの街を久しぶりに歩くことにした。
昨日まで2月にしては暖かく2〜3度だったのだけれど、この日は一晩で雪景色に変わっていた。気温ももちろん氷点下だ。
せっかくだから雪景色のビシュケクも見ておこうと思って街に出た。

ビシュケク中央モスク

ビシュケク中央モスク(ボルボルドゥク・メチト)はトルコ系のモスクで、キルギスタン最大のモスクである。前回訪れたのは夏。

冬になると全然違う顔を見せてくれるので面白い。
中に入ろうと思ったのだけど、なぜか入り口が閉鎖されていたので外観だけ見学した。

モスクのウドゥ(お清め)する建物の屋根には大量の氷柱が。

雪化粧をしたモスクはとても美しかった。

アラトゥー広場

Ala Too Squareはその名のとおり広場なのだけれど、広場はビシュケクの政治の中心地にある。
昨年約2ヶ月キルギスタンに滞在していたのに、私はアラトゥー広場に来たことがなかった。

確か昨年は東京オリンピックで金メダルを獲ったキルギス人の表彰式のようなイベントが広場で開催されていたため、観光客は見学できなかった。広場の中心にはキルギスタンの英雄マナス像と国旗。中央アジアらしくとても広い。

今でこそ平和な広場だけれど、2005年に起きた民主化運動「チューリップ革命」では、反政府デモの中心地になったそう。

マナスとは?

マナスとはキルギスタンに伝わる民族叙事詩で、同時にその叙事詩の主人公の名前でもある。
叙事詩が生まれたのは7〜10世紀頃とされている。
叙事詩と言ったらホメロスのオデュッセイアが有名だけど、それよりもずっと長い詩なのでギネス世界記録に登録されている。

簡単に内容を説明すると、英雄マナスから始まり、その子、孫へと続く、8代の事跡をうたったもので、クタイ人(中華系)とカルマク人(モンゴル高原の部族)の戦いがテーマになっている。

その叙事詩の英雄マナスの像がアラトゥー広場にある。
マナスは馬に乗っていてその像は結構かっこいい。

Ala-Tooとは?

このアラトゥースクエアのAla -Too(アラトゥー)はキルギス語なのだけど、キルギスタン、カザフスタン、中国にまたがる天山山脈のことらしい。
いわゆる、 キルギスタンのシンボル的存在である天山山脈の名前を広場に付けたと言うことである。ときにAla-TooはHome landを意味することもあるらしい。

そんなアラトゥースクエアは、キルギス・ソビエト社会主義国建国60周年記念に1984年に造られた。

広場に隣接してキルギス歴史博物館があるので、広場に来たらぜひその博物館も見学してほしいと思う。

レーニン像

さて、ここはアラトゥー広場の後ろにある小さな公園だ。

場所は歴史博物館の真裏。博物館の裏手に回ればあるので迷うことはない。
この公園にはレーニンの銅像がある。

ヨーロッパにあるレーニン像はソ連崩壊と共に解体されたが、中央アジア(特にキルギスタン)では今でも見ることができる。そもそもレーニンとは、ソ連建国の父とも呼ばれる革命家だ。

ここでは詳しく解説しないけれど、ソ連にとって重要な人物の一人であることだけは説明しておく。

元々このレーニン像はアラトゥー広場にあったのだけれど、2003年にこの公園に移された。

また別の公園へ

ビシュケクには広い公園というか広場というか、そういう場所が多い。

これはさっきのアラトゥー広場の隣の公園である。
謎のモニュメントの上には、ソ連を象徴する金槌と鎌が掲げられていた。

夕方になるとさすがに寒い。

現在の気温はマイナス6度、手袋を持ってくるのを忘れたので結構寒い。
そろそろカフェにでも行って、温かい飲み物を飲みたくなる。
というわけでビシュケク滞在中はほぼ毎日通っているCafe Bublikに行くことにした。

Cafe Bublik

ビシュケクにはおしゃれなカフェがたくさんある。

個人的に一番好きなのはこのCafe Bublikである。
このカフェはお洒落だし英語も通じる。日本語を話せるスタッフもたまにいたり、店内にピアノがあって弾くことができたりと結構気に入っている。

ショッピングモールがあるビシュケク中心地にあるので、アクセスしやすいのも好印象だ。
今回注文した料理と飲み物。

場所はここ


今回は、久しぶりに訪れた冬のキルギスタンの首都ビシュケクの街を歩いた。
次回はキルギスタン第4の都市カラコルにある標高3,000mを越える山でスキーをしたときのお話。
Youtubeもぜひ観てほしい。

それではまた次回。

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